ニュース8月4日
国土交通省 「2015年度住宅市場動向調査」結果
国土交通省はこのほど、住宅白書といわれる「平成27年度 住宅市場動向調査」結果を発表しました。住宅事情の最新動向をまとめたもので、平成13年度より毎年実施し、27年度調査は15回目です。調査は首都圏、近畿圏、中部圏を中心に、注文住宅、分譲住宅、中古住宅、民間賃貸住宅、リフォーム住宅について全国規模で実施しました。賃貸住宅市場についてはマクロ的な動向を示しています。
それによりますと、賃貸住宅の「住宅の選択理由」についてのベスト5は、家賃が適切だったが最も多く、全体の半数強を占め、次いで住宅の立地環境が良かった、住宅のデザイン・広さ・設備等が良かった、昔から住んでいる地域だった、信頼できる不動産業者だったと続き、この結果は過去5年間ほぼ同じ内容です。
賃貸住宅の建築時期は、「平成17年以降」が約37%と最も多く、「平成7年~16年」が約22%、「昭和60年~平成6年」が約22%。平均築年数は約18年。ということは築10年ものが市場の約37%、およそ築20年もので約6割を占めているとことになります。
民間賃貸住宅入居世帯の世帯主は、30歳代が34.9%で最も多く、次いで30歳未満が25.8%。平均年齢は39.3歳です。
民間賃貸住宅入居世帯の居住人数は、1人が30.2%で最も多く、次いで2人が28.6%、3人が20.4%。一世帯当たりの平均居住人数は2.4人です。
入居した住宅の家賃の平均は月額7万4,154円で、入居した住宅の共益費の平均は月額4,507円でした。